usao 好きな相手に対して思いやりのある行動ができなくなって、関係が悪化してしまい激しく後悔したことってありませんか？
余裕を失いネガティブを相手に押し付けてしまう。というのは恋愛ではあるあるだと思います。
今回は、そんな俗に言うメンヘラ思考や自爆行動を減らす為の考え方をお伝えします。
相手にネガティブ(絶望)を押し付ける＝自分や相手に希望を抱いている証拠
感覚として理解しにくいと思いますが、
相手にネガティブな想いをぶつけるということは、相手に希望を抱いているということ。
自分に対してネガティブな想いを押し付けるということは、自分に希望を抱いているということです。
だって、本当に絶望してたら、相手に対して何も表現できないはずです。何もしないか無言で消え去ります。
本当に絶望してたら、自分を責めることも辞めてしまうはずです。責めたって無駄なんだから。
例えば「なんで私ばっかりこんなに辛い思いしなきゃいけないの？！」と彼に伝えた場合、その絶望の言葉の裏には「彼は私のことを助けてくれるんじゃないか」というように彼の私に対する好きや情や良心に対して期待していて、同時に「私には必要とされる価値があるんじゃないか」というように自分の魅力やニーズに対して希望を抱いているわけです。
そう。いくら絶望を表現していても、表現している時点で本当は希望を抱いています。
意中の相手にネガティブを押し付けてしまうのは絶望しているからじゃなくて、絶望と希望の両方をもっているからです。
まず、これに気づきましょう。これに気づけると感覚的にこれ言ったら後悔するな。とか、この気持がになるってことはまだ好きなんだな。ってことを理解することができるようになります。
そして、
希望をもっている自分や、期待している自分を否定しないで下さい。まずは受け入れて下さい。
それは恥ずかしいことでもなんでもないです。ダサくないです。合理主義者に笑われても気にしないでください。
自分にとっての希望や光そのものなんです。つまり、自信そのもの。自分や相手を信じる力そのものなんです。
この希望を一時的に否定して、相手にネガティブをぶつけるから、スッキリするはずが全然スッキリしなくてモヤモヤしてしまう。後悔してしまう。ということを理解しましょう。
絶望してるはずなのになぜか占いするでしょ。それって変でしょ。本当は絶望しきってなくて希望を抱いているんですよ。本当は自分の中にある希望とか期待を人知を超えた力で肯定して欲しいんですよ。
絶望と同時に希望を抱くのが普通。どちらも否定すべきではないんです。両方受け入れて下さい。絶望だけを表現したらメンヘラ、希望だけ表現したらストーカー。気分の落ち着きと共にどちらも薄まっていくのが健全な形。濃度とバランスが大事だと思って下さい。
自分の中に『もう、どうにもならないよ』って力強く叫ぶ悪い天使と、『いつか、どうにかなるんじゃない？』って優しく囁く良い天使がいる。
上で言ったように、絶望を相手に表現している状態って、絶望と希望を抱いている状態なんですよね。
抽象的に表現すると、自分の中に『もう、どうにもならないよ』って力強く叫ぶ悪い天使と、『いつか、どうにかなるんじゃない？』って優しく囁く良い天使がいる状態です。
悪い天使の力強い叫びっていうのは、性悪説で世界は私を救ってくれないっていう絶望のイメージを押し付けてきます。
例えば、
・私には時間がない。こんなに耐えてきたのにこれ以上は無理。年齢的にもう限界。
・今回が最後。もう機会はない。もう二度と以前のような関係には戻れない。
・どうせ無理、全部無駄、私がしてきたことに意味なんてない。
・ずっと苦しかったからこれ以上苦しくなっても一緒。
・私に魅力なんてない。この人は私なんて好きじゃない。私になんてこれっぽっちも価値がない。
・この相手は性格が悪すぎる。いつもそうだ。
こんな感じ。
皆さんの頭の中でこういったイメージがグルグルして抜け出せなくなったり、飛躍してどんどん大きくなったことってありますよね。
これが非常に厄介なんですね。すごく説得力があるように感じます。
ただ…、
これ、飲み屋でたまたま知り合ったおっさんに言われたらムカついて反論したくなったりしません？
つまり、これを完全に受け入れているわけじゃないんです。
なぜなら、自分のことや相手のことを信じている良い天使がいるから。
良い天使の優しい囁きっていうのはフワッとしているから認知しにくいんだけど、全く真逆のことを言っています。
・まだまだ時間はあるよ。やっといい感じになってきたでしょ。年齢とか関係ないじゃん。
・次があるよ。お互い死んだわけじゃないし。また戻れるかもしれないじゃん。
・今まで無理だと思っても無理じゃなかったことだってあるじゃん。無駄なことなんてないよ。この前、成長したって言われて喜んでたじゃん。
・いいこともたくさんあったじゃん。
・私に魅力があるからこの関係になれてるんじゃないの？これっぽっちも好きじゃないなら今の関係ってあり得ないでしょ？私にだって価値はあるよ。
・彼にもいいところってあるじゃん。子供っぽくて無邪気なところとか、だからこんなに好きなんでしょ？顔とかスペックだけじゃないよね？
みたいな感じ。初対面のよくわからない人が悪い天使の叫びを私に押し付けてきた時に自然と出てくる反論が良い天使の声そのものです。
悪い天使の叫びに従った思考はメンヘラ思考だし、行動は自爆行動になります。
逆に
良い天使の囁きに従った思考は前向きな思考だし、行動は思いやりのある行動(行動しないも含む)になります。
余談ですが、悪い天使の叫びっていうのは『世間の声』『社会の空気』そのものです。良い天使の囁きっていうのは『自分の想い』そのものです。
社会に適応する中で悪い天使の叫びに影響を過剰に受けすぎてしまい、本来の自分の価値観や感覚を失っていってしまいます。本当の自分の価値観や感覚というのは良い天使の中にあります。
人間は一人では生きられないので、社会的な正しさに従う。というのも必要なことですが、それだけだと自分を失って人生の意味や意義を見失ってしまいます。つまりバランスが大事です。社会の声だけでなく自分の声にもちゃんと耳を傾けましょう。
デタッチメント・・・社会と距離を置き本当の自分に出会う
コミットメント・・・社会と積極的に関わり新しい自分に出会う
この２つのバランスが大事です。どちからに偏るとバランスを崩します。
これは余談の余談ですが、Twitter等での恋愛に関する情報は、悪い天使を肥大化させる養分となるものが多すぎると思います。社会的な正しさを説いているようでそうではないもの。つまり、発信者の正しさを社会的に正しいというような見せ方をして説得力を水増しするようなものがあるので、これはハッキリ害だと思います。例えば、こういう子が愛される。みたいなやつ。あーゆーの鵜呑みにしちゃいけない。純粋で優しい子が好きな男の子もいれば捻くれてて毒のある子が好きな男の子もいます。騙されちゃいけない。
いや待てよ。で良い天使を出現させる。
さて、では具体的にどうやったらいいのか。を解説します。
これはシンプルで『いや待てよ』というキーワードで良い天使を出現させて悪い天使と戦わせてバランスを取れたらいいんです。そうすると気分は安定します。そして天使の声に従って思考して行動すれば、思いやりのある対応（わざわざ対応しなくてもいいも含む）ができます。
悪い天使の叫びで頭の中がパニックになって、『あ、わたしパニクってる』って認識できたら、一旦お手洗いに行くとか、現場（相手）から一旦離れて下さい。
そこで、『いや待てよ』です。
・悪気はないんじゃないか。私だけじゃなくて相手も苦しいんじゃないか。
・相手の能力的に仕方がないんじゃないか。
こんな風に性善説を前提として思考してみて下さい。
例えば、友達をイライラさせてしまった。ということがあった時に
私が悪い。なんであんなことをしてしまったんだろう。と自分を責めたり、相手の心の狭さにイライラしてしまって思考が飛躍して止まらなくなってしまうことってあると思います。
そこで、『いや待てよ』です。
・相手も余裕がなかったんじゃないか。
・友達もイライラした後に悪いなって思ったんじゃないか。
・私がしたことは確かにイライラさせるかもだけど、ディスった訳じゃないしそんなにたいしたことないよね。
こんな感じ。
普段の生活から、『いや待てよ』からの良い天使登場！を癖づけていると、その場から離れたりしなくても、咄嗟に思考を変えることができるようになります。
まとめ
『いや待てよ』の感覚を身に着けて衝動を抑えることが出来れば、その場は思いやりのある対応が出来て信頼関係を傷つけることなく、後悔することは防げます。
何か感情的になってやらかしてしまった後でも、この思考をすることでリカバリーの為にどうしたらいいか。を導き出すことができますので、関係修復の可能性も高められるはずです。
ただし、関わりをもつことで絶望する瞬間があることには変わりがないので、時間をかけてゆっくりと答えを出す必要はあると思います。絶望を相手に表現したいうちはまだ希望を抱いているから諦められない証拠。だから答えを出したくてもすぐには答えは出ない事と、感情的に行動すると必ず後悔することを理解しておきましょう。
こちらの記事も参考にしてみて下さい。
fukuen-recipes.com